まつげエクステの仕上がりにも関係してくるグルー。国内外からさまざまな製品が販売されていますが、選び方次第でトラブルの元になることも。グルーを選ぶときには、どんなことに注意すればいいでしょうか。
まつげエクステの仕上げりを決めるともいえるグルーは、シアノアクリレートという成分でできており、これはいくつかの種類があります。
グルーの価格帯としては、その質によって異なり、良い素材を使っている高級グルーは高く8千円前後ほど。一般的には3千円前後(※)で販売されているものが多くみられます。
(※)2020年12月時点、編集部調査より
目元につけるグルーを選ぶ際には、その品質には気を付けたいもの。
また、硬化速度は速い方がお客様的には良いですが、アイリストの技術によっては裏目になることもあるので注意が必要です。
グルーは、速乾性が良ければそれでいいというわけではなく、施術スピードに合ったグルーを選ぶのが大事。
ある程度の経験を積んだアイリストであれば速乾性があるグルーでも大丈夫ですが、経験が浅いアイリストには無駄にハードルを上げるだけになってしまいます。
また、グルーは気温や湿度などに左右されやすいので、それによって硬化速度も変わります。使用するグルーの特徴をよくつかんでおくと、日によって仕上がりレベルが違うといった事も防げます。
グルーはデリケートな目元につけるので、体に害を及ぼさない有害成分やアレルギーなどの原因になるホルムアルデヒドの有無を確認する事は必須です。
特に海外のグルーは詳細が不明なこともあるので要注意。
とはいえ、ホルムアルデヒドは含んでないと表示されているグルーでも、乾かす際の揮発時に化学反応によって発生してしまいますので、危険性について正しく知り、万が一の目のトラブルにも対処できるようにしておきましょう。
グルーには国産と海外製とありますが、肌への負担をできるだけ少ない方で言えば断然国産です。
海外と日本では認定基準が違うので、海外製では国内では禁止もしくは認証されていない成分が使われていることもありますし、何かあったときの対処も難しいもの。国産なら、日本で厳しく設定された条件をクリアして作られており、不測の事態にも対処しやすいです。
そもそも、お客様に与えるイメージも国産のほうが良いですし、特に、特許をとっているグルーでは信頼感もひとしおです。
国民生活センターには、まつげエクステのグルーによる健康被害が報告されています(※)。その内容は、グルーの揮発による目の腫れ・充血・痒みなどによるアレルギー反応や、ダマになってしまったグルーで角膜が傷つけられたなどです。
医者にかからずに済んだ方もいれば、治療に1ヵ月以上かかった方とさまざまです。
原因としては、まつエクへやグルーの十分なリスク説明、施術者の不手際だけでなく、使用していたグルーが粗悪品だったことも挙げられています。
調査では、成分表示がされていないグルーを使用したまつげエクステサロンもあり、対策をとるように指導がされています。
こうした被害を避けるためにも、グルーは品質からしっかりチェックしてと選ぶようにしましょう。
(※)参照元:国民生活センター(http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150604_1.html)
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(※1)詳しくは、記事『サロンの売り上げUPに不可欠な3つのポイント』内の「自社開発商材を扱う商社通販を選ぶ」をご参考ください。
(※2)2020年11月時点で、「まつげエクステ 通販」と検索をした際に、Google検索画面上位20の通販ショップを調査した上で、その中から4つの通販を選定。選定した4つの通販サイトを五十音順に並べて紹介しています。